PDF 墨消しチェッカー 無料・登録不要
黒塗りにした PDF を公開・交付する前に、塗った下に読める情報が残っていないかを検査します。図形をかぶせただけ、白文字にしただけ、注釈で隠しただけ、といった消し残りを見つけます。
ファイルはこの端末から出ません
読み込みから検査まで、すべてブラウザの中だけで行います。ファイルをサーバーへ送る処理はこのページに存在しません。検査に使うライブラリ・文字マップ・フォントも、外部の配信網ではなく abyo.net から配信しています。
確かめ方: この画面を開いたまま通信を切り、それから PDF を入れてください。そのまま検査できます。
ここに PDF をドラッグ&ドロップ
または
複数まとめて検査できます
このツールが検査していないこと
- 画像の中に写っている文字の内容は読み取っていません。
- 紙に印刷してスキャンし直した PDF は、画像の中身を確認できません。
- 黒塗りすべき箇所をすべて塗ったかどうかは判断しません。このツールは、塗った箇所が本当に消えているかを検査するものです。
検査項目と判定基準
このツールがどう判定しているかを公開しています。下の表としきい値が要点で、規則の全文とテスト用 PDF は公開リポジトリにあります。どのソフトで作っても、正しく消してあれば問題なしになります。
判定基準とテスト用 PDF は公開しています。どのソフトで作っても、正しく消してあれば問題なしになることを、テストで確認しています(Acrobat で墨消しした文書と、abyo PDF Editor で墨消しした文書の実ファイルを含みます)。
| ID | 検査内容 | 判定 |
|---|---|---|
| A1 | 不透明な図形・画像の下に、取り出せるテキストが残っている | 問題あり(覆いが暗くない場合・覆いの形が判定できない場合は要確認) |
| A2 | 黒塗りの範囲が文字に一部しかかかっておらず、はみ出した部分が見える | 問題あり |
| A3 | 墨消し注釈(/Redact)が適用されずに残っている、または暗い色の注釈(黒い四角形・黒いハイライトなど)で文字を隠している。普通の色付きハイライトは、何も隠していないので対象外です | 問題あり(覆いが暗くない場合は要確認) |
| A4 | 背景と同じ色の文字(白文字など)、ページの外やクリップ範囲外の文字 | 背景と同色は問題あり/範囲外は黒塗りの近くなら問題あり、それ以外は要確認 |
| A5 | 不可視テキスト(描画モード 3・7)が黒塗りの下にある。スキャン PDF の OCR 文字層がこれに当たることが多い | 問題あり |
| A6 | 画像の上に図形や別の画像を重ねているだけで、下の画像データが元のまま | 問題あり(覆いが暗くない場合・覆いの形が判定できない場合・画素が読めない場合は要確認) |
| A7 | 増分更新で以前の版が残っており、古い版に別の内容がある | 問題あり(版はあるが解析できない場合は要確認) |
| A8 | 構造ツリーの /ActualText・/Alt に、表示されていない文字が残っている | 問題あり |
| A9 | 文書情報・XMP、しおりの見出し、添付ファイル、フォームに入力された値、XFA フォーム、注釈の本文とツールチップ、電子署名の署名者名・理由・場所、個人情報を含むリンク先(mailto: など)、非表示レイヤー、埋め込みサムネイル、JavaScript | 要確認(内容を一覧で表示) |
| A10 | 取り出せる文字がなく、ページの 8 割以上が画像で覆われている(スキャン) | 要確認 |
| A11 | パスワードが必要で開けず、中身を検査できない。開けるなら、暗号化されていても普通に検査します | 要確認 |
判定に使っているしきい値
- 黒塗りの暗さ
- L ≤ 0.25
- 不透明度
- ca ≥ 0.95
- 大きさ
- 3pt / 6pt
- 矩形度
- ≥ 0.9
- 画像の暗い画素の割合
- ≥ 0.95
- 文字が隠れている
- ≥ 0.85
- 一部が出ている
- ≥ 0.15
- 背景との輝度差
- < 0.15
基準の版: 1.7
正しい消し方
ソフトを問わず、次の 4 つができていれば、黒塗りの下から情報が読めることはなくなります(A1〜A8)。スキャンだけの文書や、文書情報・添付ファイルが残っている文書は、消し残りが無くても「要確認」になります。
- 塗るのではなく、文字そのものを文書から削除する
- 画像は、重ねるのではなく画素を書き換える
- OCR 文字層・タグの代替テキストも一緒に削除する
- 文書情報・添付ファイル・非表示レイヤーを削除し、追記保存にしない
このツールの開発元
Windows 用の PDF 編集ソフト abyo PDF Editor を開発している abyo software 合同会社が公開しています。上の 4 つを実際に行える製品で、買い切り・完全オフライン動作です。
ご利用にあたって
検査結果に基づく公開・交付の判断は、利用者の責任で行ってください。当社は検査結果の完全性を保証しません。
対応ブラウザ: Microsoft Edge / Google Chrome の最新版。Firefox・Safari でも動作します。